特許庁、ベンチャーキャピタルに知財専門家を派遣するプログラムの公募を開始
特許庁は5月24日、「ベンチャーキャピタルへの知財専門家派遣プログラム(VC-IPAS)」(VC-IPAS:VC collaborating on Intellectual Property Acceleration program for Startups)の公募を開始した。
革新的な技術やアイデアを基に創業するスタートアップにおいては、技術・アイデア等の知財が主な財産であり、競争力の源泉となっている。しかしながら、スタートアップにおいては、知財に関する知識を持っていなかったり、知財戦略の立案等にかけるリソースが不足していたりするため、コアとなる知財が十分に保護・活用されず、競争力を失ってしまうことが課題となっているという。
VC-IPASは、ベンチャーキャピタル(VC)へ弁理士・弁護士といった知財の専門家を派遣し、VCを通じたスタートアップへの知財戦略構築等の支援するプログラム。派遣された専門家がVCと協働して、投資前及び投資後のスタートアップに対して事業戦略に連動した知財戦略構築等の支援することにより、スタートアップの成長を加速する。
本年度で2年目となる今回は、ディープテック領域を主として支援するVCに加え、地方を拠点とするVCや地方にインキュベーション施設を有するVC等にも焦点を当てることで地方のスタートアップ知財エコシステム構築を促進させる。
公募概要
応募期間:5月24日~6月24日(月)
採択社数:15社(昨年度と比較して5社増枠した)
プログラム詳細はこちら(公募要領および応募フォームも入手できる)
また、本プログラムの内容や応募方法についての説明会を以下の通り開催する(説明会の出席は応募への必須条件ではない)。
日時:5月30日 15時~16時
形式:オンライン配信(Zoom ウェビナー)
申込期限:5月29日 23時59分まで
申込方法:以下の要領で、メールにて申込み(申込み者にはオンライン配信の視聴に必要な参加URLを送信する)
宛先:vcipas-office@tohmatsu.co.jp
件名:【VC-IPAS2024公募説明会参加】+社名
本文:1. 企業名、2. 担当者名、3. 担当者の所属・肩書、4.メールアドレス、5.電話番号(当日連絡がとれるもの)を記載のこと
※タイトルに紛らわしい記述があったため、正しい情報に訂正してお詫びいたします。(2024年5月29日)